会長挨拶

ご挨拶

nakagawa

北海道医療大学
リハビリテーション科学部 教授
中川賀嗣

この度、第46回日本神経心理学会学術集会を2022年9月8(木), 9日(金)に札幌で開催することとなりました。会長の中川賀嗣(北海道医療大学リハビリテーション科学部)と申します。どうかよろしくお願い申し上げます。

2020年(第44回)の佐藤睦子会長、そして2021年(第45回)の三村將会長にあられましては、新型コロナ感染症の影響を考慮し、WEB開催とされました。その様な状況の中、いずれも現地開催にはない魅力のある集会を催されました。新型コロナ感染症と遭遇して3年目の2022年の第46回の学術集会は、札幌の地で、久しぶりに現地開催できればと願っておりましたが、残念なことに2022年の7月頃から第7波が到来し、会員、非会員の方が現地に来れない状況が生じております。こうした状況を踏まえ、急きょ現地と遠隔参加が可能、さらにオンデマンドで視聴できるように開催形式を変更いたしました。
今回の第46回の学術集会は、「言語・認知・行為のアルゴリズム」をテーマとし、大脳内での言語、認知、行為の各認知的処理の共通点、相違点を確認しながら、大脳全体としての認知的処理の理解に焦点をあてたいと考えております。神経心理学に精通した臨床家にとって、満足していただける様なシンポジウム、教育講演となれば幸いです。さらに今回は、若手会員の皆様や、これから神経心理学会に入会しようかと迷っている方々が、神経心理学を初歩から学べるような企画も満載です。
今回の学術集会は、大通り公園も徒歩圏となる場所で開催されます。9月初旬の北海道はちょうど心地よい清々しい風が吹きだす頃で、1年のうちでも気候に恵まれた時期です。また現地におこしになれない方には、素晴らしい講演を、当日の遠隔参加や後日のオンデマンドにて視聴いただけるよう工夫いたしました。

この9月の学術集会で、有意義な時間をご堪能いただければ幸いです。たくさんの方のご参加をお待ちしております。